初めての仏壇掃除

去年の年の暮れ、家中の大掃除をやりました。
自分の机や、寝床、廊下に玄関などを掃除していきましたが、途中で私は初めて仏壇の掃除をしました。
仏間のほこりを落とし、掃除機で吸った後、まだ掃除を手伝う気だった私に、母が頼んだのがそれでした。
簡単に手順を教えてくれて後は私が実践するだけとなりました。

そんな時、ふと仏壇の写真を見て感傷的な気分になったのです。
仏壇には、その年に亡くなった祖母の写真がありました。
自分は、ちゃんと送り出す事ができたのだろうか?
祖母のためにちゃんとやれることは尽くせたのか?
と、自分に問いかける声は消えません。
しかし、ちゃんとやりきれなかったらその時こそ、仏壇を綺麗に掃除する事でせめてもの償いになるのではないのだろうか?
居場所が綺麗になればいる人もうれしいですし、そこも含めてこの家全体が綺麗になればこの家の事を大事に思っていた祖母に対しての孝行になります。
そう、自分に言い聞かせ掃除を始めました。

仏壇は、普段掃除をしないところで、しても年に二度ほどというのが普通でした。
そのせいか、上と下の方はそこそこほこりがたまっていてまず、仏壇に置いてある位牌などを片付けていきます。
そして、上の方からほこりを落としにかかりました。
扉のところも、うっかり壊さないように慎重にブラシでほこりを落とし、ほこりを落とした後乾拭きに近いくらいに薄っすらと湿った布で拭いていきました。
ついでに木魚や鉢も拭きました。
ちなみに、この木魚は漆塗りらしかったため、後で母に注意されてしまいましたが……。
だんだんと掃除していって、綺麗になって言っていると思われる位にはになって来ました。
まあ、そもそも仏壇の中の方はそんなにほこりがたまっているということはなかったのですが。

そうやって、ほこりを掃きだして拭き取った後で最後に待っている仕事がありました。
仏壇の再現です。
正確に言うと、仏壇においてあったものを元通りに置きなおすことです。
慎重に置き直す必要がありました。
位牌や、花、線香を挿す鉢など、置かなければならないものは多いです。
私は記憶力に自身がないので、ちょっと心配でしたが、できるだけ正確に置くように勤めました。
そうやって置いていった結果、一見して違和感がなく思えるように置けました。
……まあ、後で母が見たとき、初盆までに置かないといけない祖母の位牌の場所と花の位置が違っていたのですが。
おばあちゃん、そしてご先祖の皆々様ごめんなさい。

その後は隣にある大黒柱のほこりを落としたり、他の所や外のテラス等を掃除していきました。
これで少しは、ご先祖様や、家族孝行ができたのかな?と、思いました。